渓流釣りとバックパック野営 -神泡。-

八兵衛

2020年04月06日 21:30




いよいよ緊急事態宣言でしょうか!?
落ち着かない日々ですね。




こないだの土曜日は会社の都合で半ドン出勤。

前回のキャンプでは雨と風にコテンパンにやられて
かなりの消化不良。

だけど今回は晴天予報です!
満を持して、渾身のヒャッハー日和!

仕事なんかやってる場合ちゃうで!
なんでこんな好天な春の週末に出勤やねん。


ブツブツ言いながら正午になるや否や、
光の速さで退社!

我がハスラー君にはすでに
キャンプ道具や釣り道具、
さらにはギターまで積んであります。
さぁ、いつもの川へ爆走じゃあ!

普段の仕事では段取りの悪さに定評のある、
動きの緩慢なメタボオヤジなのに
こういうときだけは準備万端且つ
キレのある動きを見せるワシ。


12時ちょうどに会社を出発したので、
順調に行けば午後2時半には現地到着見込み。

そしたら釣りをしながら渓流を遡って
ヤフオクでゲットしたばかりのDDタープ4×4で
シェルターを構築し、
ヨダレの出そうな渓流を真ん前に、
ヨダレ川原でヨダレ宴とヨダレ野営を!

もう、妄想だけでご飯三杯イケちゃうよ!
(嬉しすぎてテンションがおかしくなってました)


・・・ところが予定が狂い始める。

人混みへの外出自粛な昨今ですから
花見客の道路渋滞も少なかろう、
との予想は盛大に外れました・・・(--;

国道沿いも県道沿いも、行楽の車でノロノロ運転!
「吉野の千本桜」付近では
まさかの数キロに渡っての大渋滞。


例年であればこの時期のこの時間帯は
必ず渋滞なので絶対に避けるのですが、
今年に限っては渋滞は僅かだろうと思ってました。

甘かった(>_<)

全体的に車多めな上に、吉野の大渋滞に捕まったことで
現地到着は午後四時前。
深い山峡は、すでに夕方の気配。
渋滞によって、夕方前の貴重な時間帯を
1時間半も無駄にしてしまった。


この時点でDDタープを使ったタープ泊を
諦めることにした。

というのは、
今回は釣りをしながらのバックパック野営なので
荷物を相当減らしております。

焚火台も薪も持たないので、
現地でかまどを作ったり、
薪拾いをする必要があり、
さらに不慣れなDDタープ4×4でのシェルター設営までやるとなると
日没には時間が足りない、と判断。

確実に2分で設営できる山岳ソロドームテントに変更です。

あと、ギター持参も諦めて、
テント設営までの行動時間短縮を最優先とした。

ギター持参は、趣味と「クマよけ」を兼ねてるので、
今回はギターの代わりに電子ホイッスルを持参。


これを定期的に鳴らしてクマをびっくりさせます。
というか、これは釣りにしろ野営にしろ
毎回必ず持参してますが。
(これ、ブロ友のゆみ王さんオススメの逸品です^^)





オスプレイの38リットルのリュックに荷物満載。
なにぶんキャンプ道具だけじゃなく、
釣り道具や渓流靴、渓流スパッツ、登山靴、
翌朝は0度くらいまで冷えそうなのでフリースも必携。
(向かって右側の白いフニャフニャしたものがフリースです)

寝袋は3シーズン用羽毛+ゴアのシュラフカバー併用で
明け方の低温予報に対応してみた。

薪が現地調達なので、
バトニングナイフと鋸も一応持参です。
(結果的には不要でした)


行動開始は午後四時過ぎ。

ここから釣りをしながら川を遡行するとなると
目的の場所まで1時間以上は必要なので、
結局、道中での釣りはほとんどせず、
川の中や川原を歩くだけ。




先週と同じアングルで撮影。まだ川原の桜は咲いてたよ^^



深い渓谷では日暮れも早いので
予定していた場所よりも随分手前だけど、
この川原をこの日のキャンプ地とした。













まあ「いつもの川原」とあまり雰囲気変わらないけど、
テントのすぐ下流側はかなりの崩落斜面で、
落石と「落木」が怖い場所です。

これらの落石や落木のトバッチリを受けない場所での設営です。


テントはサクッと2分で設営。

このシングルウォールテントは防水透湿生地なので
結露もほぼ無く、設営もラクなので
ほんと重宝してます。

とはいえ「野営の気分」を楽しむには、
このテのテントは簡単で便利すぎるし、
カラーも、もう少し落ち着いた色が欲しいなあ、と
野営的な趣に欠けるのが難点。

これ、「トレックライトドーム X-1」という、
XEBIOのプライベートブランド商品だそうですが、
現在はおそらく廃盤。

登山用テントなので、
霧や吹雪で視界が悪い場合を想定して
遠くからの視認性の高いカラーが使われてます。
悪条件下での登山だと、
この「視認性」が生存率を僅かでもアップさせるので
ガチ系登山での「テントの色」は割と重要なのです。


ホントはこの日、
コヨーテブラウンのDDタープで
シェルター泊を目論んでいました。

コヨーテブラウンの枯れた色合い、
これが樹林帯での川原ソロキャンに似合いそうやな~、
と、密かに楽しみにしてたんだけどな。

まあ、その目論見は次回の楽しみに残しておくとして、
テント設営したあとはカマド設営と薪拾い。

幸いゴロタ石や薪は川原にたくさん落ちてたので
時間をかけずに完了。

渓谷が暗くなるまで少し時間が余ったので
目の前の川で釣りをしてみる。
小さなアタリが何度かあるのになかなか釣れず。

やっと釣れたのはカワムツさん。16cm。







本日はこれ一匹のみ。
このあとスタッフが美味しくいただきました(^^





さぁぁぁて!

お待ちかね、ヒャッハータイムですよ!

バックパックキャンプといえど、
キャンプの「真の目的」を脳内で追求すると、
現在の僕は「酒と焚火」なんですよね。








焚火は薪の現地調達が可能だけど、
酒は持参するしかありません。

500ml缶×3本と、ウィスキーの小瓶一本。
ビールは酒好き友人のからのオススメで、
『神泡。』の香るエール。

お気に入りッス(^^

ぷはー! うめー!

満を持して叫ぶ、あの心の叫び。


ヒャッハー!




つづきます


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