東海自然歩道を歩いてコラボキャンプ!

八兵衛

2023年11月06日 20:59

午前9時過ぎ。
2両連結のディーゼルカー。
JR関西本線の大河原駅。



ここは京都府最南端且つ京都府唯一の村である南山城村。
一駅だけ乗車して笠置駅で下車。
ワンマン運転なので、
バスのように運転席横の料金箱に190円を入れる。




笠置駅から笠置キャンプ場を見下ろす


土曜の朝だっていうのに
ホームから見下ろす笠置キャンプ場はテントがぎっしり。
ということは皆さん、金曜の夜からキャンプしてたってことだよね?
良い気候、というのもあるだろうけど
キャンプブームはピークを過ぎた、とか
昨夜は雨天だった、とか
キャンパーの少ない理由が色々思いつくのに
笠置は相変わらずキャンプ熱が高めというより
まだまだ「激熱」でした。

今日は午後から先述の南山城村でコラボキャンプなのですが
合流する前に午前中は笠置周辺の東海自然歩道を軽めのトレッキングです。
最近は単にキャンプだけだとちょっと物足りなく感じてしまっており、
できればキャンプの前にアウトドア的な遊びを含ませて
適度な疲労感があった方が乾杯の感動がより一層ヒャッハーなのでね!
というわけでこの日も午前中は軽いトレッキング?
ハイキング?ウォーキング?です。


木津川上流側から笠置キャンプ場を見る






まずは木津川左岸の線路際を歩く。
この道は東海自然歩道となっているらしい。
笠置キャンプ場から少し上流に行くと渓谷っぽくなる。
線路には短いトンネルが多いくつかあるので
僕のようにウォーキング好きで川好きで鉄オタを併発している者にとってはなかなか嬉しい道。






発電所で支流の布目川沿いに入る。
ここからしばらくは舗装路だけど
秋の早朝の湿度を含んでしっとりした道は気持ちが良い。

「飛鳥路」という小さな集落。
学生時代、ここに何度か来ました。
大学時代の卒論のフィールド調査地が笠置周辺でして
かつて発生した土石流災害の斜面崩壊条件の考察、といった内容だったので
30年以上ぶりの探訪に期待してたのだけど、
残念ながら景色を全く覚えておらず、
懐かしい感情が出てこなかった。






枯葉をブロアーで掃き集めてたおじさんと話す。
彼は謙遜しながらも、
この飛鳥路や周辺の歴史に誇りを持っておられるようで、
僕が30年以上前にこの辺りを度々探訪してたことを話すと
「そやろ?ここはエエとこやろ?」
と、周辺の歴史の逸話をいくつか語ってくれた。









線路を跨ぎ、沈下橋を渡らず、
再び木津川沿いの線路際を歩く。
まもなく鉄道は鉄橋で木津川の対岸に渡ってしまう。

昨夜の雨でぬかるんだり、ズボンの裾がグッショリ濡れるかと思い
靴はスニーカーではなく、一応トレッキングシューズを履き、
スパッツを装着してたのだけど
(登山で言うところの「スパッツ」とはタイツ的なものではなく、
 ゲーターとでも言ったほうが一般には伝わりやすいかも?)
結局ぬかるんだ所は殆どなく、
また草むらが深いところもほぼなかったので
トレッキングシューズもスパッツも不要だったな。
前回記事で書いたように以前失敗したので
今回は朝露対策バッチリだったのにな。
















そこからは杉林の水平歩道。
この道がしっとり落ち着いていて、
時々、お地蔵さんが祀られていて、
こんな道ならいつまでも歩いていたい。

やがて舗装路と合流すると南大河原地区。
戀志谷(こいしだに)神社。
難しい漢字を使っているけど現代風にすると「恋志谷」。
南朝に逃れた後醍醐天皇を慕う姫の一途な思いと病に倒れる無念。
そんな姫を祀ったのが恋志谷神社とのことで
全国から主に女性の参拝が多いのだそうです。
対岸の国道から木津川を渡って戀志谷神社に来るには
沈下橋の「恋路橋」を渡ってくる必要がありまして、
この橋の風情と名称もあって神社とセットで絵になる場所です。


恋志谷神社



恋路橋



で、その恋路橋に来ると
釣りをしているおじさん。
短髪にグラサン、アーミー柄のウィンドブレーカーという
ちょっと近寄りがたい雰囲気ではあるけど、
声を掛けてみると話好きの面白いオジサンでした。

何か釣れます?
いや~、それが全然でね~
仕掛けとエサはどんなんですか?
(見せてもらう)
その仕掛けとエサだったら小魚はそこそこ釣れそうですよね?
そうでっしゃろ?ワシも素人やけど雑魚だったらこれで釣れる思てんけどな~

「恋路橋」というロマンチックな橋で釣り談議に興じるオッサン2人。
一見強面ながら愛嬌のあるオッサンに萌え( *´艸`)


恋路橋と釣りのおっちゃん


そのあと、おっちゃんの友人も合流して二人並んで雑魚釣りの図。なんかカワイイ^^


この恋路橋では次々と3人のおっさん(お兄さんも居た)と会話しましてね。
犬の散歩中にスマホで犬の写真を撮ってる老人。
川原にかっこいいバイクを置いて写真撮影する30代ふうのお兄さん。
バイクのカスタムやカメラやレンズについて盛り上がりました♪


大河原駅

恋路橋を渡ればゴールのJR大河原駅到着。
駅近くに停めておいた車に乗り、
道の駅で食料や酒を購入し、
mim(ミーム)キャンプ場へ。



コラボキャンプのお相手氏と、ほぼ同時にチェックインし、
場内で初顔合わせ。

はむおじさんです!


はじめまして~
やっと会えましたね~

テントを張る前にまずは乾杯っ!

ヒャッハー!(≧▽≦)




はむおじさんが買ってきたタコヤキ(タコの代わりに椎茸が入っている)をいただきながら
ビールをそれぞれ飲み、
すでに会話は二人とも止まらないw

そのあとでテントを設営し、
ようやくちゃんとしたキャンプ&昼食が始まったのは
すでに午後3時。

小雨がパラつき、
はむおじさんのN-VANのハッチバックの下で
うずらたまごとチーズの燻製を造っていただき更に飲む。




チーズと鶉卵の燻製を作っていただきました


小雨が上がれば日が暮れてきて
焚火を眺めながら互いにたくさん話す。
日付が変わる少し前まで話しましたね~






詳細ははむおじさんの記事をご参照くださいw


なんせ昼食が午後3時を回ってたので
夜になってもあまり腹が減らず、
せっかく用意した近くの道の駅で買った
地元産の野菜やソーセージや肉を全く使うことなく
ビール・チューハイ・それぞれが持参した日本酒を飲み続けた感じ。








未明、ひどいニワトリの声で目が覚める。
しばらくニワトリの声で眠れず、
ようやく二度寝したあと7時半まで爆睡。








僕はキャンプでは朝食を食べないことが多く、
この日も朝食を食べないつもりだったけど
はむおじさんがハムチーズトーストを焼いてくれ、
しかもコーヒーを淹れてもらい
豪勢な朝食をご馳走していただきました!






9時半を回ったところで僕は先に撤収。
帰り道の秋の里山ドライブが心地よく
快適なドライブを楽しんでの帰宅となりました。

はむおじさん、
ありがとうございました!


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