先日からあまり馴染みのない名称
「パックラフト」を
記事内で連呼しておりました。
言い慣れない単語なので自分の脳内では
「ぱっくら」と呼んでます。
そんな軽量インフレータブルボートである
「パックラフト」が早くも届きまして、
使い方やセッティング方法、初期不良などの確認のため
近所の川で初漕ぎしてきました。
奈良県吉野川。
カヌーの盛んなモンベル五條店の近く。
堤防に車を停め、河川敷にドカシーを広げ、
届いたばかりのパックラフトとパーツ類を並べる。
「GRIFFON RAFT」(グリフォン ラフト)ブランドの
「ストレウス」という艇。
パックラフトは今んことほぼ海外製しか無い現状にあって
もしや唯一ではないかと思われる日本のブランドです。
ドイツのnortikブランドのパックラフト輸入代理店である、
「元気商會」さんが設計・開発する新しいブランドです。
確かこのストレウスは昨年の秋ごろに発売されたばかりじゃなかったかな。
嬉しい事にこのストレウスは
自転車やキャンプ道具を積載する前提で設計デザインされたラフトだそうで、
まさに僕の考える使用状況にぴったり!
写真真ん中やや左下の黒い塊(ピンクのベルトで固定)がラフト本体です。
本体の重量2.8kg。
この日は暖かく、河川敷ではピクニックの親子連れや
バーベキューの家族連れや犬の散歩の人などもチラホラ。
突然、草地に置いておいたライフジャケットを悲劇が襲う。
リードを外されて散歩中の大型犬のションベンの餌食に!(泣)
それも「チョロチョロ」ではなく
「ジョバジョバ~ッ!」という盛大な放水で(泣)
嗚呼、ライジャケの背面まるごと浸水。
「こらー!あっち行け!」
と怒鳴るワシ。
その犬は次々と僕の周り数ヶ所でマーキングしてる様子からすると
どうやら僕の居る場所が彼のナワバリというわけか。
飼い主のおばあさんは気の毒なほど頭を下げてくれるし、
もうこれ以上怒れへんやんか・・・
川でじゃぶじゃぶとライジャケを洗い、
いよいよ進水式。
背中から漂う犬ション臭(泣)
(僕は鼻が悪いので匂いはあまりわかりません)
しかしそれよりも新品パックラフトの強烈なゴム臭?
臭いというか化学薬品臭というか、
鼻の悪い僕が屋外でこれほど臭いを感じるのは珍しい。
ラフトに乗り込んだところで
目の前の川でカヤック練習中だった兄さんが着岸。
一定のリズムを崩さず、ずっとストロークを刻む彼の漕ぎっぷりを
僕は岸辺からずっと見ていました。
かっこええわ~、ワシもあんなふうに漕ぎたい。
左奥をかっこよく滑るベテランカヌー兄さん
ここはカヌー人気の水域なので、真冬でもこうやって
カヤッカーが集まるのですね。
(片やベテランかっこいい兄さん、
片やド素人のオッサンですが)
ここは止水域なので500mほど上流までは僕でも遡上可能。
自転車ツーリングの時みたいに
いっちに、いっちに、と一定のテンポでペダルを踏むみたいに
パドルを漕ぐ。
カヤックに比べたらスピードも直進性も当然かなり劣るけど、
でもこないだまで使ってたオレンジ色の激安ゴムボートに比べたら
遥かに直進性があるし、速度も速い。
これは想像以上に使えそう♪
こういったインフレータブルボートは空気を入れた後、
日光に当てると艇内の空気が暖まって膨張して破裂するので
くれぐれも休憩中はボートを日陰に置くとか、
少し空気を抜く、などの措置が必要なのだけど、
逆に水面にボートを浮かべたら艇内の空気が冷やされて
パンパンに膨らませた筈のボートが
あっという間にフニャフニャになってしまった。
(取説にもそのような記載がありました)
このへん、気を付けねば。
モンベル五條店の前ぐらいまで漕ぎあがると、
急流用カヌーで沈没脱出やエスキモーロールなど練習している二人組がいた。
この真冬にお互いモノ好きですなぁ。
そんな感じで1時間ほど漕いで進水式終了。
さて、ほとんど居られないとは思いますが、
パックラフト購入を考えてる方の参考になるかもしれないので、
今回購入したストレウスをチョイスするに至った経緯など、
書いてみます。
僕の知人で唯一のパックラフト経験者に先日相談したところ
「アルパカラフト」がいいのでは、とのこと。
日本のパックラフトでは最も古くから取り扱ってるそうだし、
使ってる人も多いのでネットでの情報も多い。
使用目的や体形に応じて多くのモデルが販売されているし、
だから僕もアルパカラフトが最有力候補でした。
ところが問い合わせメールを送っても返事が来ない。
追加でメールしてもやはり返事は来ない。
電話を何度掛けても誰も出ない。
しかもHPは2年前の「在庫なし情報」以降、更新されていない。
どういうこと!?
最初の問い合わせから1ヶ月経過しても音信不通だったので、
他を探すことにしました。
※追記:
詳しい方によると「アルパカラフト」の輸入代理店「サニーエモーション」さんは
輸入代理業務をほぼやってないそうで、
現状、アルパカラフトを購入するには個人輸入しかないかも、とのことです。
そこで問い合わせたのが、
ドイツのブランドnortikを輸入する「元気商會」さん。
輸入だけでなく、独自ブランド「GRIFFON RAFT」を立ち上げたとのことで
それだと在庫あるとらしいのですぐにポチりました♪
複数回の問い合わせにも非常に速く詳しい返事をいただきました。
レスポンスが早い、というのはとても安心です。
修理や相談の際も安心ですね(^^
今回は使い方の確認や初期不良の有無、
座席シートの取り付けなど
「とりあえず最低限だけ」だったので、
使い勝手や荷物を積んだ場合の操作性や、
急流での動きや操作など、
実践的な吟味はこれからです!
本格的な川下りは暖かくなってからだし、
早くても3月下旬以降でしょうか。
あ~、はよ川下りしたいっ!(^^
※今回、ストリートビューなどで使われる
360°撮影できる「全天球カメラ」を中古で入手しました。
使い方もわからないまま現地でテキトーに触っただけなので、
やはりマトモに撮れませんでした(--;
今回、魚眼レンズふうに映ってる写真が全天球カメラでの撮影です。
(動画からのスクショなので画質ものすご悪い)
使用説明書はこれから読みます(^^;