和歌山南部の川原で車中泊オートキャンプ？してきました。

パックラフトで川下り！
野営！
カニ獲り！
釣り！

とかなんとかヤル気満々でしたが、
当日現地到着すると暑すぎ！
さらに前日までの降雨による増水と笹濁り。
モチベーションの高いタイミングなら
キャンプ道具一式をパックラフトに載せて川を下って行けるのだけど
猛暑によってヤル気が急降下（泣）
しかも増水によって川下り難易度がアップしており、
「キャンプ道具を積んで転覆したら面倒くさいな・・・」と、
ますますテンションが上がらない。

やっぱりね、いくら「野営が好き！」と言ったって川を下っての野営だとか、
登山やトレッキングや渓流遡行でのバックパック野営となると
助けを呼べない場所でもしもトラブルが発生しても
自力で下山しなきゃ！とか、自力で人里まで川を下らなきゃ！とか
やっぱり自力頼みというのは強いモチベーションが必要でしてね、
こうも暑くてテンションが低いと、
そういったモチベーションもどっかに行ってしまいましたw


写ってるかな？一瞬だけの天気雨


というわけで、車で直接入れる川原でオートキャンプに変更です。
秘密の川原へハスラーを乗入れます^^
以前、ハスラーで川原に乗入れて脱出できず、
近所のご夫婦に面倒をかけたことがあってからは
めったに川原への乗り入れはしなくなったけど、
この川原は以前に偵察しておいたので
最奥まで入っていけるのです^^

という訳で、昼過ぎにキャンプ開始！

あまりに暑いので車の後ろの木陰にテーブル＆チェアをセットして
ビールでヒャッハー！











一応、水際にTCタープを張ったけど
暑くて木陰から出られない(^^;

暑くてやる気が出ず、
たまに通るカヤッカーに手を振りながらビールを飲むのみ。
とにかく夕方の気配になるまで
ひたすら座って何もせず。






パックラフトにカニカゴ積んで出漁！




午後4時頃、暑さのピークが過ぎた頃、
パックラフトを膨らませて対岸際の深場にカニ籠を仕掛けに行く。
なんせこの時はまだ8月前半なのでモクズガニ獲りには季節が早すぎるのは承知してるけど
川によっては8月から解禁の漁協もあるし、
雨の後はモクズガニがたくさん獲れるらしいので、
増水の今日はもしやチャンスかも！？との皮算用。
（この川のモクズガニ獲りは鑑札不要です）

で、カニカゴを設置し終わって岸辺に戻ってきたら
ちょうど軽トラが川原に入ってきた。
漁協の監視員。
彼は大阪出身でこの川が好きで通い詰めるうちに
定年後ここに住み着いて漁協の組合員になってしまった、とのこと。
彼もモクズガニを獲りに来たそうで、
「まだ時期が早いのは分かってるけど増水したし、
　ひょっとしたら、と思ったんや」
などと僕と全く同じ考えだったらしく、
しかも彼がカニカゴを設置した場所も
僕のカニカゴとほぼ同じ場所だった。


監視員氏は鮎をエサにカニカゴを仕掛けていた


ということは、カニ獲りド素人の僕だけど
プロの漁協組合員と同じ狙い方、同じ狙い場所だったわけで、
一人でひっそりカニ獲りを続けてる僕にとっては「僕のやり方は間違ってなかった！」と心強い。
ちなみに彼のカニ籠に仕掛けるエサは鮎。
僕は鯛のアラ。
翌朝、このエサの違いが結果に現れるのか！？




監視員氏が帰って行き、
僕は「いいちこ」で割ったチューハイを飲みながら雑魚釣りを始める。
ウグイやオイカワ、カワムツを数匹釣っていると
さっきとは別の軽トラがやって来た。
今度は近所に住んでるという老人。
川や魚が大好きで、とにかく毎日川の様子を見に来てると言う御仁。

この川沿いには川好きのオッサン達が多く住んでるようで、
同じく川好きな僕は嬉しくなってしまう。
僕も老後はそんなふうに清流沿いに住んで
鮎や鰻やカニ・エビを獲って暮らせたらいいな、
という淡～い憧れがある。

日が暮れ始めるとようやく涼しくなってタープ下に移動。
あとは焚火して酒を飲むだけ。
めんどくさくて晩飯も作らず。









いつの間に寝たっけな。
車に積んでた薪を全部燃やし尽くしたから
かなり長時間焚火をしてたと思う。
車の中で寝て、翌朝6時にパックラフトに乗り込む。


早朝のカニカゴ回収は毎回楽しいけどボウズでした・・・（ーー


対岸の深場に仕掛けたカニカゴの回収。
さぁて、カニちゃんは居るかな！？

・・・居ませんでした（泣）

その他、浅場のカニカゴも全滅。
エサにした鯛のアラも、かじられた形跡が全く無い。
昨夕、漁協の人が仕掛けた浅場のカゴを見ると、
これらも全滅でした。
百戦錬磨の漁協組合員でさえもボウズか。
ホッとしたような、残念なような。

まあ時期が早すぎるのは承知してたことだし、
モクズガニの最盛期は地域によるけど
9月～11月頃らしいからリベンジに来よう！





暑さでテンションの低いキャンプ。
この谷間に太陽が射し込んだら猛暑になるのでさっさと撤収し、
7時半には帰路につきましたとさ。