大都市の都府県では緊急事態宣言発令中ですが
我が県は今のとこ対象外のようなので、
誰も居ない真冬の川原へ「密」の真逆、「疎」キャンプしてきました。

でも、わざわざブログ記事にすることもない感じの、
なんだか意気の上がらない、
いまいちなキャンプでした（泣）






週末、久々に「いつもの川原」に行ってきました。
急に思いついた出撃だったので
土曜正午過ぎ自宅を出発。
現地でテント設営が終わったのが午後三時過ぎ。

年末から続いた寒波がようやく治まり、
久々の暖かい週末。
暖かいのはいいけど土曜日曜はずっと雨予報。
土砂降りではないけど、そこそこ降り続いている。








雨の中、雨具を着ての設営。
冬キャンでは僕はもっぱら快速旅団のワンポールテントなのだけど
ワンポールだと前室の雨を防げないので
ドカシーでフロントに屋根を作り、そこで焚火を楽しむことにしてみた。


まあ、とりあえず！
プシュッとな！
ぐびぐびっとな！


雨天なのでテンション低めですが、
やっぱこの瞬間だけは格別ですね♪


時間雨量1mm～2mm程度の雨が降り続いているので
川原や山をウロつく気分にもならず。
また昨年の今頃、今日と同じ場所でキャンプした時は
神経痛に襲われて悶絶激痛の散々なキャンプだったので
実はこの時もかなり警戒しておりました。

なんせその前の週にも神経痛が発症していて、
この時まだ若干痛みが残っていたので
昨年の激痛キャンプと極めてよく似た状況でありました。

秋から冬にかけての時期、
下半身を冷やすと神経痛が発症しやすいように思うのです。
年末や年始にゴムボートで川に入水した直後に神経痛が発症したので
（2回川に入って2回ともその後に神経痛）
原因はきっとそれです(^^;
原因が分かっているのに冬の川に入っちゃってね。
とはいえ、やりたいことがあったので後悔はしてません。反省はしてます。


そんな事情だったので、
しばらくは体を冷やすことは避けようと思ってたのですが
真冬としては久々の暖かい週末。
念のため鎮痛剤を持参したけど
幸いにも痛みはぶり返さず、静かに過ごせました。

そうそう。
足の痛みが若干残る神経痛懸念キャンプなので
足の負担が最も少ない「車を横付け」可能な、
このあたり唯一の安心な川原へ行こうと
上流へ向かったのですが、
↓このとおり至る所落石だらけで通行不能。


普段のアマゴ釣りのシーズン中だと
台風でもこれほどの大きな落石はあまり見かけない。
先日の年明け早々の大寒波の時、
この辺りはかなり雪が積もったらしいので
もしや小規模な雪崩でも発生したのだろうか。
こういう落石を見ると改めて思う、
川原での野営場所選定はホント落石に注意だな。



テント下の椅子に座り、ビールと柿の種と、
あとタブレットにダウンロードしておいた
昔好きだったサッカー漫画を読む。






今回、忘れ物が多かった。
張り綱やアルスト、炊飯用のアルポットなど。
あと鋸やバトニングナイフも。

張り綱は車に積みっぱなしにしておいた
30ｍ巻パラコードがあったので幸い難を逃れ、
燃料だけ持参して、アルストやゴトクを忘れ、
米は持参して、炊飯用のアルポットを忘れるという間抜け。

急にキャンプに出掛けたせいか、
雨天で出かける前からテンション低かったせいか。
キャンプ場じゃない、といえど
実質ほぼオートキャンプなので、
（テントと車の距離は、水平距離15ｍ高低差3ｍ）
忘れ物があってもどうにかなる、
という緊張感の無さというか。
なんともピリッとしないな。

リュックの中にポケットストーブと固形燃料が入ってたので
それを使ってカット野菜入りチキンラーメンで夕食。







幕を叩く雨の音がなんだか気分を滅入らせる。
雨キャンなんて今まで何度も経験してるし、
雨は雨なりの読書キャンプが落ち着いて
味わい深くて割と好きなんだけど、
何故かこの日は気分が盛り上がらない。
雨でカメラが濡れるのでこの日は写真もほとんど撮らず。

午後7時頃には早々にインナーテントに入って
ホットウィスキー飲みながら漫画を読む。



最近の僕は、
自転車キャンツーだのトレッキングキャンプだの
バイクラフティングキャンプだの、
キャンプをする時はほとんど毎回、
何か他のアウトドアアクティビティを組み合わせてました。
少なくとも「釣り＋キャンプ」とかね。
「キャンプだけ」というのがここ最近ほとんど無かった気がします。

最近それに慣れちゃって
「椅子に座る以外何もしない」のが落ち着かないのでは？
日本人にありがちとか言われる
「何かしてないと落ち着かない」っていうヤツではないの！？

これまでは自ら堕落キャンプとか言って
キャンプでは「何もしない」のが贅沢で、
それがものすごく楽しかったのに
最近「何かしてるキャンプ」が続いたせいか？
この日の盛り上がらなさは、それが原因！？
どちらのタイプのキャンプも楽しみたいもんだ。

そういえば11月にも似たような感じの事がありましてね。

ブログ記事にはしてなかったのですが
昨年の11月末に某キャンプ場でキャンプしたことがありまして。
久々に車横付けオートキャンプで
他のキャンパーも適度に居て、売店も有るんで
かなり安心安全な「椅子に座るだけキャンプ」だったのだけど、
そしたら全然気分が盛り上がらず、
もちろん楽しくないわけではないんだけど、
写真欲も湧かず、記事にして文章を書き起こすほどの意気も上がらず。


安心安全で便利過ぎてワクワク感が足りないのではないか？
と当時は思ったのですが
その時と違って今回は一応「野営」だから便利でも安心なわけではないにも関わらず
いまいち盛り上がらなかったので
そんなふうにあれこれ原因など考えたり、
むしろこの状況が寂しすぎて、
もしこの川原のあちこちに
ポツンポツンとソロキャンパーが居てくれたら
もう少し楽しい気分になれるんだろうか・・・
などと妄想してるうちにいつのまにか寝落ち。








深夜に目覚めると相変わらずボソボソと幕を叩く雨。
雨漏りしてきてインナーの中にまで雫が落ちる。
ちょうど僕の顔の上。
雨量は大したことはないが、ずっと降り続いているため
横を流れる川の音が少し大きくなってる。

雨自体はほぼ音もなくしっとり降っていて、
幕を設営した杉林の枝や葉から落ちる雫が
幕にリズミカルにボソッ、ボソッと当たる。
川の水位が上がったことで水に押されて転げる石の音だろう。
時々、水中のくぐもった石がぶつかる音が聞こえる。
この水中の石の音や、
水流の小さな渦が大きな石を巻き込んだ時のゴポッという不規則な音が
獣の足音に聞こえて若いころは怖かったもんでした。




早朝６時に目覚めてもまだ雨は降り続いている。
二度寝して７時起床。
ようやく雨が上がった。




前日見た天気予報によると朝は少しの間だけ雨が上がり
すぐにまた雨になるそうだ。
だから朝食も摂らずすぐに撤収。
グッショリな幕はもちろんゴミ袋撤収で。


近くのダム湖は水位が20mほど下がり普段は湖底のドロ底が露出




こんな感じで、久々のいつもの川原は
いまいち盛り上がりませんでした。

だけどまあ、能動的行動的ハイテンションもいいけど
たまにはこんなキャンプも
それはそれでいいんじゃない？(^^