自分だけのヒミツのテント場を探す1
↑若い頃たびたび訪れた「自分だけのヒミツのテント場」付近
いつもどおりのアマゴ釣りなんだけど、
今回のミッションは
「渓流沿いを釣り&遡行しながら
キャンプ適地を探そう!」
というものです。
キャンプ場でのキャンプは安心だし
テント場のコンディションも読めるので、
もちろん大好きなんだけど、
キャンプ場ではない山奥の渓流沿いの
川原でのキャンプは、僕にとって誰に気兼ねなくソロを堪能できる
味わい深いものなので,
「自分だけのヒミツのテント場」的なものを
つい探したくなるのです!
例えばこんな感じ↓古い写真です。



若い頃はそんな場所を2~3ヶ所
ひそかに見つけて度々訪れていたのだけど、
奈良に転居してきて以来、
まだそんな「自分だけの場所」
というのを見つけていないのです。
そのためには野山や渓流を自由に歩き回れる
スマートな体型と強じんな足腰が必要なので
メタボな今の僕にはしばらくは無理とは思うけど
「いつかは!」という自分の励み的な感じで
ずっと釣りや登山のついでに探していたんですよ。
そんなわけなので今回は度々訪れているのに、
ちゃんと遡行したことのないK川を
川通しに遡行してナイスなテント場を探索し、
次回のキャンプ候補地にしよう、
ということなのです。
朝2時45分に家を出発し、
夜明け過ぎの午前5時頃に源流域の現地に到着したものの、
前夜からの雨がまだ相当降っているので車内で仮眠。
天気予報では今日はまもなく雨が上がり、
昼ごろからは晴れるらしいので、
少々の増水でもすぐに減水するはず、
との読みなのである。
午前7時頃、霧雨になったので行動開始。
最初、林道から川原に降り立った場所も
ソロテントなら1~2張り程度可能な場所であって
以前から目をつけていたのだけど、
林道からテントが丸見えすぎるのでパス。
「ヒミツのテント場」というからには
最低限、林道からは見えない場所が希望なのだ。
増水で川の水が茶色っぽくなっており、
遡行はなかなか困難そうな予感。
アマゴ狙いで竿を出しながらの遡行ではあるものの、
「若干の増水」なら大釣りのチャンスなのだけど、
今日は増水しすぎて枯葉や木の枝が流れている。
こんな時は魚は岩陰や流れの無い場所に避難して
エサを追わなくなってるので釣り的にはダメなのだ。
小型アマゴは何匹か釣れたが、成魚はほとんど反応無しだった。
「増水し始め」又は「平水に戻る寸前」あたりが狙い時だと思います。
というわけなので釣りはそこそこにしておいて川原を歩くものの、
いつもなら川幅は今日の半分ぐらいなのに
今日は増水で川原いっぱいまで水が流れていて行く手を阻まれる。
やむを得ず膝まで川の中に入って対岸に渡るも、
再び絶壁などで行先が閉ざされる。
再度対岸に渡るも、
今度は腰まで水中に立ち入っての渡渉。
膝より深い渡渉は特に単独行では原則避けるのが良いと思います。
とはいえ流れの弱いところを攻めてるし、
若いころ、沢登りをやってた頃は
背の届かない淵を泳いで対岸に渡ったりしていたので、
腰ぐらいの着水は慣れたものなのだけど・・・
ひ~冷たい!
(↑若い頃、沢登りをやってた頃の写真です。
こんなんやってました!)
五月後半と言えど早朝の渓流はうすら寒いので
腰を着水させると股間のあたりがキュッ!と括約なさる。
増水で難渋しながら1時間半ほど遡行したあたりで、
(普段ならたぶん30分程度の距離なんだけど)
期待のテント場ポイントにさしかかった。
普段からGoogle Mapでキャンプ適地っぽい場所を探しまくってるので、
ここらへんも当然航空写真でガン見してます。
林道から川原に降りる、釣り師や杣人の歩いた
踏み跡はないかと林道側から調べたこともあったのだけど
そういった踏み跡は無く、
どうやら川辺に降り立つ最後の部分が
絶壁になってるようだったので、
陸路は諦めて川通しに行くことにしたのだった。
それが今日。
ここに限らず川がS字に屈曲する場所は
カーブの内側がキャンプ適地になってることが多い。

航空写真を見ると白く見えるのが
砂またはゴロタ石の川原なのでわかりやすい。
さて、現場はどんなもんかね。↓
ん~・・・悪くはないけど、
キャンプ道具担いで川の中を歩いて
苦労してここまで来るほどのキャンプ地では無かった。
これぐらいなら他にいい場所がたくさんある。
残念!
期待度No.1が不発に終わり、一気にテンション下がった。
その期待度No.1の川原から少し遡ったところに
林道に上がれる斜面があるのは知っていたし、
Google mapで調べていた結果、
ここから上流しばらくはキャンプ適地っぽい場所が
無さそうなのも分かっていたが、
今日の昼飯用に1匹アマゴが欲しかったので、もう少し遡行してみる。
小型アマゴはもういいので出来れば18cm以上の!
腰まで川に入って渡渉してる最中、
対岸の岸近くの小さな傍流にアマゴが泳いでるのが見えた。
かなり元気に動き回っているのを無事ゲット。
約21cm納得のやや大きめサイズだ。
よし!これで昼食のおかずもゲットできたし
キャンプ適地探索はもう終わろう。
消化不良だけど増水の日にこんなことやるもんじゃない。
ちょうど突破できない大きな淵が現れたので
脇の支流に沿って斜面をズリズリ登り、林道に戻った。
あまり増水していない他の支流があったので
こちらでもキャンプ適地を探しがてら釣りをする。
カワムツとウグイが若干釣れたが
アマゴの反応はバラシてしまった・・・。
そろそろ昼食にしたいものの、
良い感じの川原があっても今日は風が強く、
焚火がしづらそうなので大きめの岩の陰で火を起こした。
前回の熊野古道のキャンプにも持参した
SOLA TITANIUM GEAR /Super Naturestove#1
(スーパーネイチャーストーブ)
で、釣ったアマゴを焚火焼き。
雨上がりなので現地用達の薪は期待できないと思い、小型薪を持参した。
これでアマゴを焼きつつアルストで米を炊きます。
今日はヘリノックスのグランドチェアも持参だよ!
「スーパーネイチャーストーブ」は
近日「焚火台紹介」として別記事で上げますね。
米炊きあがりました!
今日は風が強くて熱が分散したからなのか、
いつもより若干時間がかかりましたが
アマゴ美味いっす!
(僕はこうやって時々天然アマゴを食べてますが、
釣り師が「わずか1匹」を毎回持ち帰るだけで、
1人で年間10回の釣行とすれば年間10匹。
そんな釣り師がこの周辺に年間100人いたとしたら
それだけで年間1000匹もの天然アマゴが居なくなるわけです。
「年間1000匹」と考えると天然渓流魚は出来るだけ食べたりせずに、
リリースするのがいいのかなあ、と思います。
そんな単純な話ではないと思うのですが、
アマゴ1匹を食べるというのはそういうことなんだと、
思いつつ食べております。)
昼食を食べた上流側の写真↑だけど、
増水の心配さえなければ
こんなところでも充分テント張れますよ。
ただし夏場の夕立のある季節はダメです!
川の中を歩いて車まで戻る。
パンツ(下着ね)までグッショリなので、車の陰で着替える。
お願い!このタイミングで車が通りませんように!
はたから見たら問答無用のHENTAIです。
3年前、そうやって車の中で「おパンツ」を履き替えてる最中に、
横をキャニオニング・ツアーのマイクロバスが通りかかって
バス車内の若い女の子と目があったことがあるのです・・・
バスってほら、座席の位置が高いでしょ?
だから女の子からしたら見下ろす感じの目線の先の軽自動車の車内に
アラレもないオッサンが・・・!!
きっと「あの村にはHENTAIのオッサンが居る!」
と当時噂になったに違いないのです。
以来、僕はマイクロバスの通る某支流付近は訪れておりません・・・(-_-;)
オッサンのナイーブな心に
消せない傷がついたんじゃー!( ゚д゚)
この記事へのコメント
こんばんは(^^)/
沢登りもされていたとは!中身が濃い記事で、晩酌の友としていつも更新を楽しみにしています♪
ハチさんのK村河原でのキャンプを聞いて、僕も一人で渓流沿いにテントを張って、自然の贅沢な遊びをしたいなと思っていましたが、ビビりな性格でいまだに実行出来ていません…。
ああいう環境で一人で夜を過ごす、熊とか幽霊(不思議な現象)とか、そういう場面に遭遇したことってありますか?^_^;
沢登りもされていたとは!中身が濃い記事で、晩酌の友としていつも更新を楽しみにしています♪
ハチさんのK村河原でのキャンプを聞いて、僕も一人で渓流沿いにテントを張って、自然の贅沢な遊びをしたいなと思っていましたが、ビビりな性格でいまだに実行出来ていません…。
ああいう環境で一人で夜を過ごす、熊とか幽霊(不思議な現象)とか、そういう場面に遭遇したことってありますか?^_^;
太公望さん
こんばんは、コメントありがとうございます!
晩酌ありがとうございます。嬉しいです。
でも中身濃いというより、テーマがあっちこっちで、起こったことを詰め込んだだけなのです(^^;
もっとテーマを絞ってわかりやすい記事にしたいものです。
山奥キャンプは若い頃は時々怪しげなことはありましたよ。一度だけガチっぽい幽霊見ました。目撃者数人!
外国では、キャンプ場でテントから外を見たら、クマがウロウロしてたりとか(^^;
こんばんは、コメントありがとうございます!
晩酌ありがとうございます。嬉しいです。
でも中身濃いというより、テーマがあっちこっちで、起こったことを詰め込んだだけなのです(^^;
もっとテーマを絞ってわかりやすい記事にしたいものです。
山奥キャンプは若い頃は時々怪しげなことはありましたよ。一度だけガチっぽい幽霊見ました。目撃者数人!
外国では、キャンプ場でテントから外を見たら、クマがウロウロしてたりとか(^^;
面白い事やってますね。
川原テントでアマゴの塩焼きに焚き火に
ビールがあったら最高ですね。
重いリュックを背負い増水の中、お疲れ様でした。
川原テントでアマゴの塩焼きに焚き火に
ビールがあったら最高ですね。
重いリュックを背負い増水の中、お疲れ様でした。
山猿さん
こんばんは!コメントありがとうございます。
この日はノンアルコールビールでした。
やっぱりテント張って心置きなく酔いたいもんです。
テント場は普段から無意識なぐらいの感じで
いつも探してます。
もはやクセというか、
若い頃毎日テント場を探しながら長旅をしていた名残なのです(^^;
こんばんは!コメントありがとうございます。
この日はノンアルコールビールでした。
やっぱりテント張って心置きなく酔いたいもんです。
テント場は普段から無意識なぐらいの感じで
いつも探してます。
もはやクセというか、
若い頃毎日テント場を探しながら長旅をしていた名残なのです(^^;
こういうね、沢登り?
渓流釣りとか憧れるんですよねえ。
さらなる秘境を求めて野営もするんですね?
憧れますねえ。
川魚って神聖な雰囲気がして好きです。
渓流釣りとか憧れるんですよねえ。
さらなる秘境を求めて野営もするんですね?
憧れますねえ。
川魚って神聖な雰囲気がして好きです。
ナベタローさん
おはようございます。コメントありがとうございます!
マニアックな記事でスミマセン(^^;
でも渓流や渓流魚、その周りの森とかひっくるめて
今でも神聖な気分になりますね。
メタボで堕落なオッサンでもココロが浄化されたような気持になれます♪
全然浄化されてませんが。
ナベタローさんにも渓流釣りやってみてほしいもんです。
家族連れ向けのニジマスやアマゴの放流釣り場なんかでも
なかなか奥が深く難し楽しいんですよ。
おはようございます。コメントありがとうございます!
マニアックな記事でスミマセン(^^;
でも渓流や渓流魚、その周りの森とかひっくるめて
今でも神聖な気分になりますね。
メタボで堕落なオッサンでもココロが浄化されたような気持になれます♪
全然浄化されてませんが。
ナベタローさんにも渓流釣りやってみてほしいもんです。
家族連れ向けのニジマスやアマゴの放流釣り場なんかでも
なかなか奥が深く難し楽しいんですよ。
こんばんは。
釣った魚をおかずに飯を食べるって憧れなんですよねー。
私は釣りはしないのですが、こういう投稿見るとやりたいなぁって思いますね!
現実は放流してるところで、竿も借りてってところが関の山です。
釣った魚をおかずに飯を食べるって憧れなんですよねー。
私は釣りはしないのですが、こういう投稿見るとやりたいなぁって思いますね!
現実は放流してるところで、竿も借りてってところが関の山です。
ウーパーさん
こんばんは!コメントありがとうございます。
内陸生まれ内陸育ちの僕には海が馴染みが無くてですね、
川釣りは漁業権とか禁猟期とか結構めんどくさいんですよ。(今回アマゴ釣った水系は年券1万円します)
海!というか砂浜でキス釣りとか防波堤での五目釣りやアジ・サバ釣りなら気軽にやれそうな気がしてましてね。
例えば先日ウーパーさんが徒歩キャンプされてた浜なんかは写真からの単純判断ですが、キスやカレイ、マゴチなんかの投げ釣りとか、やれそうに思うのですよ。
キャンプと釣りは親和性高いんで、ぜひキャンプに「釣り」を加えてやってくださいよ!^^
こんばんは!コメントありがとうございます。
内陸生まれ内陸育ちの僕には海が馴染みが無くてですね、
川釣りは漁業権とか禁猟期とか結構めんどくさいんですよ。(今回アマゴ釣った水系は年券1万円します)
海!というか砂浜でキス釣りとか防波堤での五目釣りやアジ・サバ釣りなら気軽にやれそうな気がしてましてね。
例えば先日ウーパーさんが徒歩キャンプされてた浜なんかは写真からの単純判断ですが、キスやカレイ、マゴチなんかの投げ釣りとか、やれそうに思うのですよ。
キャンプと釣りは親和性高いんで、ぜひキャンプに「釣り」を加えてやってくださいよ!^^
コメントありがとうございます^^
お邪魔させていただきました。
渓流の沢登りですが、ちょっとしたものは経験があるのですが
凄いですね!
お気に入り登録させていただきますので、よろしくお願いしますm(__)m
お邪魔させていただきました。
渓流の沢登りですが、ちょっとしたものは経験があるのですが
凄いですね!
お気に入り登録させていただきますので、よろしくお願いしますm(__)m
hiro155さん
わざわざこちらにまでコメントありがとうございます!
若い頃、沢登り系の山岳サークルに少しだけ在籍してまして、3~4年ほどの間だけでしたが沢登りやザイルや登攀器具の使い方を教わりました。
今はメタボで沢登りどころか普通の山歩きも覚束ない有様です。
今回使った写真は「立合川(たちあごう)」という関西の沢登り界では屈指の有名な沢なのですが、今はこんなのに挑戦する気概はなく、渓流沿いでのんびり焚き火と酒を楽しめたらシアワセな堕落オヤジです。
今後ともよろしくお願いいたします。
わざわざこちらにまでコメントありがとうございます!
若い頃、沢登り系の山岳サークルに少しだけ在籍してまして、3~4年ほどの間だけでしたが沢登りやザイルや登攀器具の使い方を教わりました。
今はメタボで沢登りどころか普通の山歩きも覚束ない有様です。
今回使った写真は「立合川(たちあごう)」という関西の沢登り界では屈指の有名な沢なのですが、今はこんなのに挑戦する気概はなく、渓流沿いでのんびり焚き火と酒を楽しめたらシアワセな堕落オヤジです。
今後ともよろしくお願いいたします。